おっ、少し知ってるね。中央線の快速青梅行きや青梅特快青梅行きは立川から青梅線に入るんだよ。
ということで今回は青梅線にプチ乗り鉄してきたんだ。青梅線は立川から奥多摩まで全線37.2kmのうちローカル線の雰囲気があるのは青梅から奥多摩間で、立川から青梅までは中央線に乗り入れる10両編成が入ってくるので立派な首都圏通勤路線だよね。
今回は東京駅から快速青梅行きの先頭車両に乗車。その理由は東京からの直通運転の車両だけ立川駅を出て青梅線に入るときに中央線と立体交差するための「青梅短絡線」を通るからなんだ。
青梅短絡線?
〈立川駅 2014年3月 先頭車から撮影〉
青梅短絡線は中央本線を跨いで西立川駅の手前まで。見ての通りの単線なんだ。
ほんとだ。
〈青梅短絡線 立川-西立川間 2014年1月 右下の線路は中央本線〉
短い鉄橋や雑木林がある雰囲気の良い区間なんだ。ちなみに立川発の青梅方面行きや青梅方面から立川行き、東京行きともこの短絡線を通らないんだよ。東京発の青梅行きはレアでしょ。
そうですねぇ。
〈青梅短絡線 立川-西立川間 2014年3月 先頭車から撮影〉
線路の脇まで草が茂っているので10両編成の電車が走ってくるような感じには見えないでしょ。たった一区間なので気にしないで乗っていると見逃してしまうんだ。
ここ、東京ですよね?
〈青梅短絡線 立川-西立川間 2013年12月 踏切から撮影〉
西立川駅は国営昭和記念公園の入口に直結しているんだ。
駅名「昭和記念公園駅」にすればよかったのに。
〈西立川駅 2013年12月撮影〉
拝島駅はJRの五日市線の起点、JR八高線、西武鉄道新宿線と青梅線の乗換駅で合計4路線が乗り入れている鉄道の要所なんだ。
拝島駅は私も知ってますよ。
〈拝島駅南口 2014年3月〉
拝島駅の立川寄りは線路が入り組んでいるので見ていて楽しいよね。
楽しい、のかなぁ・・・。
〈拝島駅 2014年3月〉
日向和田駅は梅の名所「吉野梅郷」の最寄駅。毎年3月は梅まつりが開催されているんだ。ただ、2014年の3月末で「梅の公園」にある梅がウメ輪紋ウイルスを駆除するためにすべて伐採されてしまうんだ。最低3年間は梅が見られないらしいけど2015年から花をテーマにしたイベントが開催されるらしいよ。
梅の花は残念だけど、そのイベントに期待ですね!
〈日向和田駅 2014年3月〉
日向和田駅は屋根がないプラットホームなので天気がイイときは気持ちいいよね。
パグちゃんに教えてもらった
小澤酒造は日向和田から奥多摩に向かって4駅先だったね。酒蔵見学の後に“きき酒”ができるのって電車だからできる楽しみ方だよね。
そっかぁ。車だとそうはいかないですもんね。
〈日向和田駅 2014年3月〉
終点の奥多摩駅は立派な駅舎で「関東の駅 百選」にも選ばれているんだ。
なるほど、風情がありますねぇ。途中の駅と全然違う!すぐ後ろが山なのもイイですね!
〈奥多摩駅 2014年3月〉
プラットホームの屋根は中央部分が木造。綺麗に手入れされているのがイイよね。
凝ってますね。それにしても、もう風景が東京じゃないですね。
〈奥多摩駅 2014年3月〉
駅の右手に見える駐車場は、もともと貨物用のヤードだったんだ。その奥に見える石灰石工場から石灰石を運んでいたんだよ。
へぇ、石灰石を・・・。
〈奥多摩駅 2014年3月〉
石灰石を運んでいた貨物列車はこんな感じだったんだ。
シブい! 模型みたい!
〈府中本町駅 1975年〉
青梅駅は「昭和の街・青梅」の玄関口。駅舎も昭和なイイ感じでしょ。
ほんとだ、これも昔撮った写真みたい。ロケもできそうですね。
〈青梅駅 2014年3月〉
わはは、凝ってる! すごい、モンゴメリイ・クリフトってサウンド・オブ・ミュージックの人ですね! 関係ないか・・・。
〈青梅駅 2014年1月〉
プラットホームは1面2線のこじんまりしたもの。駅名表も昭和を意識して作っているみたいだね。
ほんとだ。うっかり見過ごしがちですけどね。
〈青梅駅 2014年1月〉
青梅駅を外から見るとホームの脇に電留線(電車を止めておくための線路)が何本もあるでしょ。元々は電車区があったんだけど線路だけ残っているんだ。
ほほぉ。
〈青梅駅 2014年1月〉
青梅駅から15分ほど歩いたところに「青梅鉄道公園」があるんだ。ここは蒸気機関車が8両、青梅線を走っていた電気機関車(ED16)や電車も展示しているんだ。これだけの蒸気機関車が一カ所に展示してあるのは京都の梅小路以外ではココぐらいかも。外で見る蒸気機関車群は圧巻だよ。
展示車両を見た後は青梅駅前まで戻って昭和の街並みを楽しみつつ「とりあえずビール」を楽しんで帰ったんだ。パグちゃん、今度青梅で昭和の呑み方を一緒に楽しまない?
昭和の呑み方、教えてくださ~い!
〈青梅鉄道公園 2006年7月〉