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在宅勤務でなかなか時間がたたない理由

2020.8.24

自宅の部屋の色について皆さんはどう考えていますか。

最近は自宅で仕事をすることも増えましたが、基本的に自宅は私たちにとって最も寛げる空間です。当然のように、寛げる色がリビングや寝室、あるいは書斎にも配されることになります。

では寛げる色とは何でしょう。
寛げる色の代表的は暖色。つまり温かみのある色です。
アイボリーや柔らかいオレンジ、黄色などの暖色系に囲まれると、自然に落ち着いた気持にもなれます。
照明も同様で、白色よりも電球色などの温かみのあるものが落ち着きを与えてくれます。

実はこうした暖色の特徴の一つに「時間の経過が遅くなる」という効果もあります。
つまり「1時間過ごしたな」と思っても実際には50分しかたっていない。そんな感覚になる色なのです。

この現象は「ゆったり」が許される場合ならいくらでも大歓迎ですが、仕事をしている時などは困ったことが起こります。

しっかり仕事をしていても、なかなか時間が経過しない。これはちょっと辛いですよね。
家で仕事をしていると、なかなか時間がたたない!と感じる一因には、実はこうした家の色彩の事情があるのです。

もともとリラックスを前提に考えられた空間で、しっかり仕事をする。
色彩から見ても逆のことをやっていたのですね。
もしどうしても辛いようでしたら、仕事をする空間だけでも、寒色系に壁の色などを変えてみるのも方法です。

そのような視点で見てみると、オフィス空間では壁等にあまり暖色を配色していないことに気づかれると思います。

逆に、リラックスしてよい話し合いをする、アイデアを出すようなことが優先される応接室などでは、逆に暖色が配色されることが多くなります。

HIGHLIGHT

「寛げる色」は「時間がゆったり流れる色」でもあります。お仕事スペースだけでも寒色系にすることがおすすめ。