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犬・犬・犬!-犬カフェ体験記

2023.11.13

暑い日が続いていたかと思いきや、急に寒さを感じる季節になりました。気温の変化に戸惑う方も多いのでは。今回は心も体もあたたまる犬カフェの体験記です。

猫カフェならぬ犬カフェ?

店内にいる猫を愛でながら、コーヒーなどを楽しめる猫カフェ。台湾発祥で日本ではじめての猫カフェは2004年にできたとされている。現在は600店舗ほどあるらしい(一般社団法人全国猫カフェ協会サイトより)。

一方「犬カフェ」ということばや店はあまり馴染みがない。筆者もサウスの近隣にあるのを見たのが初めてだ。猫カフェに比べると数が格段に少ないようだ(統計データも見つからないほど)。

ちなみに、犬カフェと似たような言葉に「ドッグカフェ」があるが、こちらは犬がたくさんいるカフェではなく「犬連れで行けるカフェ」のことだそう。こちらは近年のペットブームに乗って数を増やしている。

犬カフェよりも猫カフェが多い理由については様々な意見がある。下記が多くの方が上げている理由だ。

・猫は適度に気まぐれ(かまってもらえなくてもストレスを感じない)。
・猫は吠えない(近隣に迷惑をかけない)
・犬は縄張り意識が強い(喧嘩が絶えないことも)

お店にいるのは2歳まで

筆者が訪問した犬カフェにはさまざまな種類の犬がいた。メジャーな犬種からあまり見かけない犬種まで、広いひとつの空間で走り回っている。スペース的に仕方ないのだろうが、小型犬が多いイメージだ。

部屋にはいくつもの低い椅子と仕切りがあり、他のお客様と適度に距離が取れるようになっている。定期的にスタッフが見回り、犬たちのいざこざをたしなめたり、一組のお客様に犬が集中してしまわないよう誘導している。

お客様に撫でてもらったりおやつをもらったり、走り回ったりする犬が多い中、仕切り脇で爆睡する犬もいておもしろい。

このお店で働く犬たちは5ヶ月から2歳前後まで。卒業後は里親の元に行くのだそう。ある程度成長した犬は「愛情ある飼い主のもとで静かに暮らすべき」という考えに基づく処置だそう。
店での生活で人とのふれあい方や犬同士のルールなどを学べるため、比較的飼いやすい犬に育つという。

健康管理もしっかり

入店時に「おやつ」を購入して犬たちに与えることができる嬉しいサービスもある。おやつを手にしたお客様はあっという間に犬たちに囲まれる。

ただし、おやつはすべての犬に与えていいわけではない。体調の面からしかたなくダイエット中の犬もいて、おやつは与えられない。ダイエットの印は首に巻かれた赤いスカーフ。

必死でおねだりをしてくるので、少し切なくなる。

店舗には、お客様が入って犬と触れ合えるスペースとお客様は立ち入れない犬たちの控室スペースがある。その日の体調に応じて、お仕事をする犬とお休みする犬がいる。定期的な健康診断も行っているという。犬たちの「健康が第一」だそう。

お客様はさまざまな理由でペットが飼えない方が多いという。スタッフの中にも「自宅では飼えないのでここで働いています」という方がいる。最近ではインバウンドのお客様も増えている。

まだまだ店舗数が少ない犬カフェ。入ってみるとそこは暖かくてほっこりする空間だった。猫カフェとは違う楽しみがある。
もしかしたら職場やご自宅の近くにもあるかもしれない。

HIGHLIGHT

猫カフェに比べて圧倒的に数が少ない犬カフェ。
ペットを飼育できる環境にない方や、海外の方にも人気。